あちゃ~、やっちゃいました。
朝から遊びに来る朝ちゃんの為に、ふうたを引き止めておかねばいけなっかたんですが・・・
こんばんわ、かなかなです。
―――――――――7月29日(土)―――――――――
こんな日に限って、寝過ごしちゃうんですよね(T_T)
起きたらもう8時・・・ふうたの自転車はもう有りませんでした・・・ってか、ジョギングは???


朝ちゃん、9時過ぎにやって来ました・・・ゴメン。
チョッピリ、しょんぼりしている朝ちゃん見てたら申し訳なくって・・・


こうして待っていてもしょうがないし・・・取りあえず権太の散歩に出掛けました。
まぁ、いつもの河原コースならふうたを見掛ける可能性有りますしね。


特に約束していた訳じゃなし、まだふううたと付き合うって決まった訳じゃないから・・・
って言う朝ちゃん見てたら、もう健気で健気で・・・
こんなかわいい女の子、ほっておいて一体ふうたは何してんのよ。


結局ふうたと出会う事無く、ちょっぴり重い足取りで帰り道を歩いていると・・・
見つけました・・・携帯を握りしめたモリヒデ(-_-メ)
あんたに会う為に、炎天下の下歩いていたんじゃないわよ、ったくもう・・・


!何よ、手なんか振っちゃって。何で走ってこっち来るのよ。
「探したよ、緑川さん」
何よあんたまで、朝ちゃんにちょっかい出すつもり?
「ちょっと、ヒグラシ借りるね」
だから私はヒグラシじゃない・・・って、私?はぁ?今、朝ちゃん探していたって言ってたじゃなない?


グッと私の手を引っ張って、グイグイ河原の向こう側へ歩き出すモリヒデ
「緑川さん、ちょっとここで待っててね」
ちょっと痛いじゃない、そんなに引っ張ったら・・・それに今はあんたと関わっている時間は無いんだから。
少し離れた草の陰まで行ったら、モリヒデの奴、急に振り返って・・・
じ~っとしてる・・・
???「何よ、何なのよ?イキナリ~」


「いや、今朝ふうたの奴に、ビシッて言っといたから。」
はぁ?ふうた?ビシッとって何を?
あっ、向こうからふうたが自転車で、やってきた。
「朝、緑川の家に行ったらもう出かけてて・・・必死で色々探したよ~」
って、それはこっちも一緒・・・じゃあ、さっき携帯握りしめてたのは、ふうたに連絡してたから?
「こっちだって、朝からふうたを探してたんだから、ったくもう」
どうやら、お互いにお互いを探して、あちこちウロウロしていたみたいですわ。
「諦めて、ふうたと別れたんだけど、ほらやっぱ告白って勢いが大切だろ?」
んな事、私に同意を求めるな(T_T)


んで、問題の二人は?なんかモジモジしてる・・・
なにか喋っているみたいだけど・・・聞こえない・・・
イケナイ事だけど、聞き耳立ててしまいますね、こう言う時って。
それは、モリヒデも同じ様で、ジワジワにじり寄って行ってる(笑)
うんうん、分かるわぁその気持ち。
二人でゴソゴソ近付いて行ってしまいましたわ(^^ゞ


あっ、ちょっと待った、そのモリヒデの足元!
思わずモリヒデの腕を握りしめて、あいつの動きを止める。
「何だよ、ヒグラシ!聞こえないじゃん無いか」
コラコラ、折角の熱々ムードの邪魔しちゃぁ・・・
「ほら、あんたの足元・・・」
モリヒデが私の指差す方を見て・・・
「あっ、ピンクの花・・・これ?、ヒグラシが写そうとしていたの?」
「そうそう、繊細だけどどこか力強い感じの花でしょ?」
朝ちゃんとふうたの事忘れて、二人で座り込んで見てました。
「何て名前の花か、モリヒデ知ってる?」
「見た事有るけど、名前知らないなぁ~。図書館で調べてみる?」
「私、今日に限ってカメラ持って来てないわぁ」
「あっ、俺も・・・。お前、どこのカメラ?おれ、キャノンだけど・・・」
「私もキャノン、入学祝に買ってもらっちゃった・・・・・」
・・・不思議、写真の話で二人で盛り上がっちゃってる
あんなに、嫌いだったモリヒデとですよ・・・・・
周りにカメラ好きな女の子って居なかったから、なんか楽しい・・・


 


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