いや~、温泉って気持ち良いですね。
モリヒデの奴、相当気に入ったのか、中々温泉から出てきませんでした。
長湯で逆上せたのか、それとも他の女の子に見とれたのか、ご丁寧に鼻血まで出してましたし┐(´ヘ`;) ┌ハァ
そんな奴は、放っといて・・・
あと、シルバーウィークも二日になっちゃいましたね。
十分休みを満喫した筈なのに、なんか寂しいです・・・
なんて、学生の身分の私が言ったら、社会人のモリヒデに怒られちゃいますね。
こんにちは、カナカナです。
―――――――――9月22日(火)―――――――――
温泉でさっぱり汗を流した後、ホテル(もちろん、普通のホテルですよ)探したんですけど、どのホテルも一杯で、泊まれませんでした。
結局昨夜も車中泊です┐(´~`)┌
ここまで、車中泊で宿泊代浮かせたから、今夜はちょっとリッチなホテルに泊まっても、大丈夫でしょう♪
湯村温泉から、蒜山高原に入り、そこで見つけた道の駅の駐車場で、二人眠り込みました。
さすがに高原って言うだけあって、朝、遊歩道を散歩していたら、冷えた空気が気持良かったです♪
遊園地は神戸で堪能しましたから、看板を頼りにハーブガーデンに行く事に。
ハービル

山の斜面を利用して作った蒜山ハーブガーデンハービルは、ラベンダーの時期は
過ぎてましたが、それでも沢山のハーブを楽しめました。
折しも今日はハロウィン、園内の至る所にかぼちゃのお化けが、飾ってあって
可愛かったですよ。
園内にはレストランも有って、お昼ごはんはそこのテラスで食べました。
私はトマトパスタに、デザートは秋季限定のマロンパフェ、ピーチアプリコットティー。
モリヒデはビーフカレーに、シフォンケーキセットを注文。
「うん、このビーフカレーとサフランライスが、絶妙だ♪」
「こっちの、トマトパスタも美味しいよ♪ ほら」
フォークに巻き付けたパスタをモリヒデの目の前に持っていった。
少し照れながら、パクッて頬張るモリヒデ。
シルバーウィークず~っと一緒に居たからかな?
今まで以上に、モリヒデと仲良くなった気がします。
ゆっくりとテラスで、お茶を飲みながら、休日の午後を楽しみます。
「しかしモリヒデ、鼻血出す迄、温泉に入る事はなかったでしょ~」
「馬鹿、男には男の事情って物が有んだよ!」
男の事情って??? 少し考えてから、恥ずかしくなった。
つっ、つまり、あれですよね? モリヒデのあそこが・・・
「あっ、あんたね~公衆の面前で何やってんのよ~」
「仕方ないだろ~ 男の性なんだから。大体、お前が防御しなさ過ぎるから、ついつい目が行ってしまうだろうが~」
えっ、モリヒデ、私の身体を見たって事?
益々、恥ずかしくなってきた・・・昼間のオープンカフェでする話題じゃないですよね(;^_^A
「馬鹿」 そう言うのが私には、精一杯だった。
ふ~ん、モリヒデ私の身体見て興奮したんだ。道理で昨日の夜は、モゾモゾしてたのね。暑くて眠れないのかと思っていたけど、朝まで悶々としてた訳ね。
何だか、純情なモリヒデが可愛く思えてきた。
朝ちゃんはもう、颯太君と経験済みだって言うし、そろそろ私も・・・
はっ、昼間っから、何を考えているんでしょう私(*_*)
「おい、ヒグラシ、大丈夫か?顔が真っ赤だぞ。熱でも有るんか?」
「えっ?だっ大丈夫よ、モリヒデ。それよりこの後は、どうするの? 折角だからもう一日遊びたいな」
「ん?もちろん、明日まで遊ぶ予定だぞ。ここからなら、鳥取砂丘まで1時間だし、せっかくだから、鳥取砂丘行ってみないか? 俺、まだ行った事無いんだよな」
うん、モリヒデとなら、どこでも楽しく過ごせる気がする。
「鳥取なら、この前ネットサーフィンしてて、素敵なお店見つけたよ♪ 山の中のログハウスのレストランなんだって」
「へぇ~、それ良いなぁ~。でも、それなら夜より明るい方がいいんだろうなぁ。じゃあ、明日の午前中砂丘で遊んで、お昼ご飯はそこにしようか。」
「うん♪ ねぇ、所で今夜も車中泊なの?」 
あら、私らしからぬ大胆発言をしちゃいました(〃∇〃) テレッ☆
「えっ? 今夜は流石に、ホテルとかでゆっくりしたいよなぁ~」
「宿泊代が浮いてるから、今夜はホテル泊まろうよ。 もっもちろんシングル2部屋よ」
う~ん、流石に女の子の口から、「一緒の部屋に泊まろ」なんて言い出せませんよ。
「そっか・・・そうだよな。 シングル2部屋借りようか・・・」あらら、少しモリヒデ寂しそうです。
少し、酷かな~でもでも、ここで甘い顔しちゃぁ・・・でも、やっぱり・・・ダメダメ、雰囲気に流されちゃ・・・おうかな~
「ん?ヒグラシ大丈夫? お前さっきから少し変だぞ!」
「えっ?ゴメンゴメン。」まっまぁ・・・その時の雰囲気で考えよう。

ショップで、自分へのお土産を買って(お母さんやクラスメイトには、ちゃんと神戸でお土産を買いましたよ・・・へへへ、アリバイ工作です。)、ハービルを出発しました。
知り合いと出会うと、話がややこしくなるから、鳥取までは山の中の県道を使って移動しました。
ここまで、ず~っと車中泊で、疲れが取れなかったんでしょう、モリヒデが昼寝がしたいって言うから、道路脇の空き地に車を止めて、お昼寝したりしてたから、鳥取に入ったのは6時前でした。
「うわっ、意外と鳥取の街中混んでるね、モリヒデ。」
「あぁ、ちょうど夕方のラッシュ時だしな」
国道の左側に、ラブホテルの看板が見えた。
(本当にシングル2部屋にするなら、予約入れておいた方が良いわよね)
決断を先延ばしにしていた分、ここに来て急に決断を迫られるようになりました・・・
ちらっと、モリヒデを見ると、あいつもラブホテルの看板をチラ見してます。
・・・うん、決めた。今夜、モリヒデに全てを任せよう。絶対後悔はしない、モリヒデなら許してもいいと思う。一生一緒に居たいって思える奴だから。
でも、何て言えば良いんだろう・・・変に私から、切り出したら欲求不満って思われちゃうかな?
う~ん・・・
「なぁ、ヒグラシ・・・」
来たっ、モリヒデの方から切り出してきた。
「腹、空かないか?」
はぁ(゜.゜; 色気より食い気ですか? 私より食事なのね(ー"ー ) ウ~ン...
まぁ、モリヒデらしいかぁ(笑)
「マックが食べたい! ドライブスルーして、どっか眺めのイイ所で食べようぜ」
「はいはい、お任せいたします。(笑)」

ナビで、近くのマックを探し、ドライブスルーで一杯買い込む。相変わらず、よく食べるなぁ、モリヒデは・・・
鳥取砂丘の向こう側まで、場所を探しながらドライブする。
海の向こうに沢山の灯が・・・噂に聞く漁火ですね。
知らなけらば、対岸に町が有ると絶対に勘違いしそうです。
少し高台に有る駐車場に車を止め、漁火を眺めながら、ハンバーガーを頬張る。
高台から漁火を見ると、少し立体的に見え、圧巻されました。
食事を終え、その辺を少し二人で散歩しました。
「素敵ね漁火って。初めて見たわ。」
「俺も初めて見た・・・すげーよな、この灯が全部船の灯なんて・・・」
この幻想的な雰囲気・・・ムード満点ですね。
モリヒデの手をギュって握ってみる。
「モリヒデ、一杯私のわがままに付き合ってくれてありがとう」
「へへ、いつもの事じゃんか」
「酷いなぁ~その言い方」そう言いながら、モリヒデの肩に手を廻してキスをした。
モリヒデが私の頭を抱き、より一層強くキスをする。
「ヒグラシ、俺、お前が欲しい・・・」
私は小さく頷きもう一度キスをした。

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