毎日、ジメジメした日が続きますね。
また今年も、蝉が鳴く暑い季節がやってきました。
朝ちゃんが東京行ってから、カナカナって呼ばれる機会がめっきり減りました。
まぁ、相変わらずヒグラシって呼ぶアホが居るんですが・・・
こんばんわ、佳奈絵です。
―――――――――7月4日(月)―――――――――
先々週の日曜日は、そんなアホの素敵な先輩比呂十さんと美咲さんの結婚式でした。
私も、モリヒデのお目付役として、披露宴に行って来ました。

元々、美人でスタイルのいい美咲さんですが、ウェディングドレスをまとった姿は、同性の私でも見とれてしまう位綺麗でした。

私もいつかは・・・
う~ん、新郎がモリヒデしか浮かんで来ないのが、ちょっと悔しいです。
結婚式と言うより、初お笑いライブに近い光景を想像してしまいます(=_=;)


♪♪♪
ん? モリヒデからメールです・・・隣に住んでるんだから、うちに来るとか窓越しに声をかけるとかでも良いんじゃないの?

[小村先輩の結婚式のフォトムービー作った。出来上がりチェックしてくれ]
相変わらずの命令口調ですね(^_^;)
冷蔵庫から、差し入れのガリガリ君を二つ取り出し、モリヒデの部屋に行った。

「おうヒグラシ、中々の出来栄えだぞ♪」そう言いながら、モリヒデは焼き上がったばかりのDVD-Rをプレーヤーにセットした。

♪♪♪
「あっ、このBGM、新郎新婦の入場の時の曲だ。」
「音源探すの苦労したんよ、これ」
比呂十さんのにやけた写真、美咲さんのご両親がハンカチでまぶたを押さえるシーン、ケーキカットにブーケトス・・・受け取ったのは、私・・・
ではなくて、美咲さんの友人でした。
まぁ、こんだけの写真撮ったわねって呆れちゃう位、沢山の写真が流れていった。
聞いて見ると、一日で2GBのSDカード3枚使ったって言うから、そりゃ完成までに時間がかかりますよね。

ラストは、キスシーンです。
改めて他人のキスシーンをマジマジと見るって、照れ臭いものですね。
美咲さん、少し照れ臭そうですが、幸せ一杯の笑みを浮かべてます。
「いいなぁ、幸せそうで・・・」ボソッと呟いた私

「何だよヒグラシ、お前は今、幸せじゃないんだ」
「ゴメンゴメン、そう言う意味じゃなくて・・・・・・あっ、あんたのガリガリ君当りだった?」
「いや、ハズレだった。ヒグラシの方は?」
「私もハズレだったわ・・・・・・このDVD、あんたにしては、中々の出来じゃない。これなら、小村夫妻も喜ぶわよ、きっと」
ふ~、何とかごまかせましたね(^_^;)
言葉のあやなんだから、さりげなく突っ込まないで欲しいですね。

「小村夫妻かぁ・・・あんまり、ピンっと来ないなぁ」
「そりゃ、あんたは当事者じゃないから、ピンっと来ないんじゃない?」
「う~ん。 なぁ結局のところ、結婚って何なんだろうな?」
「何それ? 結婚は結婚じゃない。ひつつ屋根の下、苦楽を共にするって言うか、何て言うか・・・」
「なぁ今更だけど、俺達って殆ど夫婦みたいじゃないか?」

改めて、そう言われると、恥ずかしくなってしまいます。
「何を馬鹿な事、言ってんのよ。モリヒデとなんか夫婦にならないわよ」
「おう、俺だってごめんだぜ・・・って、いつもなら言うところだけど、やっぱ幸せそうな小村先輩の顔見てると、ちょっと結婚って物も良いかなって思えて来るんだよな。」

・・・こんなに素直なモリヒデも珍しいですね(^_^;)
「何よ、今日はいやに素直じゃんモリヒデ 確かに、美咲さんの幸せそうな顔見ると、良いなあって思っちゃうわね。そう言えば日向さんと洋介さんは、結婚まだなのかね?」
「う~ん、どうなんだろ? 二人とも、神戸で新しい仕事始めたばっかりだし、まだまだなんじゃないか? そう言えば、小村先輩が言ってたけど、日向さん達ブログ始めたみたいだぞ。」
「へぇ~日向さんと洋介さんのブログ? ちょっと面白そうね、それ。 しかし、夫婦の事聞くなら、一番結婚歴の長い木下さん達に聞くのが一番なのかな?」
「う~ん、でもほら、あそこは新婚初日から、あの可愛い女の子が居る訳だろ?」
「あぁ美結ちゃんね、確かにそれを言い出すと、特殊は特殊よね。雄一おじさん達に聞くのは、危険だしね」
あっ、私達、何を真剣に悩んでいるのでしょう。

「何を真剣に話してるんだろうね、私達(^_^;)」
「ん? たっ確かにな しかも、周りの人間に聞いたって、何も解決しないだろうにな。結局、俺とヒグラシの意識次第なんだろうな」
「・・・そうだよね。正直、まだ早いかなって思う。ほら、朝ちゃん達なんか、まだ学生って歳だし。私も社会人1年目だしね。もう少し社会を経験してから、結婚したいわね」

「それって、相手は誰なんよ?」モリヒデが悪戯っぽく笑っています。
しまった、素に語り過ぎました(^_^;)
「ん~っ、きっとモリヒデ以外の誰か」そう言いながら、そっとモリヒデの右手の上に私の手を置いた。
「じゃあ、せいぜい嫌われない様に、頑張んなきゃな俺も」
そう言いながら、モリヒデは私の頭を引き寄せた



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