今日は、松舞町夏祭り&盆踊り大会でした。
祭りと言えば、あれですよあれ・・・浴衣の女の子ですよ。
こんばんわ、モリヒデです。
―――――――――8月15日(火)―――――――――
「ふうた君、森山君、お待たせ~♪」
お~、緑川さん、思ったとおり可愛いです、白い浴衣にアップにした髪・・・くぅ~なんで、ふうたの彼女なんだよ~(-_-メ)
・・・って事は、後ろからぎこちなく歩いてくるのは、ヒグラシかぁ・・・
「待ってよ~朝ちゃん。私、下駄苦手なんだから~」
うっ・・・意外と色っぽい(^^ゞ
これぞ、馬子にも衣装って奴ですか・・・
「ちょっと、モリヒデ!何、見てんのよ~(^^ゞ」
「あっ、いや、馬子にも衣装だなって、思って・・・」だぁ~、素に答えてどうする俺。
「あっそう・・・、後でかき氷おごってね(-_-メ)」
・・・・・おっ、今日は意外と機嫌がいいみたいです(^_^)v
いや~、やっぱり浴衣姿の女の子って、最高ですね。色っぽくも有り可愛くもある♪
なんか、二人でおしゃべりしている後ろ姿、見とれちゃいますわ。
「なぁなぁ、モリヒデ。結局合同合宿で、金田のハート掴んだの?」
はぁ?ヒグラシのハート?
「いや、ふうた、基本的に俺の好みはなぁ~」
「モリヒデ、モリヒデ~♪。約束のかき氷屋だよ~。あっ、おじさん、イチゴ味一つくださ~い」
あ~、いきなり頼んじゃってるよ~
「ふうた君、あっち風船釣りやってる~。ね、行こう行こう♪」
ふうたは、緑川に腕引っ張られて、人ごみの中に消えちゃいました・・・
「お~い、緑川~、ふうた~。・・・・・おいヒグラシ、綿菓子なんか見てる場合じゃないぞ・・・」
「んっ、いいのいいの♪。朝ちゃんとは今日はここでお別れだから。後は、二人でごゆっくりって、言ってあるから・・・」
「えっ、そうなの?」
「そうそう、だからモリヒデ、この綿菓子買って♪」
なんか、今日のヒグラシはワガママだぁ~(涙) 口は災いの元ってこの事なのかぁ~
でも、楽しそうに綿菓子が出来る所を見ている、ヒグラシの横顔・・・これがまた可愛くて・・・(^^ゞ
ってか、いつものヒグラシとは全然違う。なんか別人みたいです。
子供みたいに、綿菓子を頬張る横顔が、妙に眩しいです(^^ゞ
「そう言えば、モリヒデその後写真部で何も言われてない? 美術部なんか毎日、その後モリヒデとどうなった?って、先輩達がうるさいのよ~。違うって言ってんのにね」
「うちも、部長がウルサイよ。そうだよな~、大体なんでお前なんか彼女にしなきゃいけないんだよって話だよな・・・」
「それは、こっちのセリフよ(-_-メ)。あっ、向こうから歩いてくるの、沢田部長と長田先輩じゃない?あ~ぁ、あんなにいちゃついちゃって(笑)。 ってか、今、会っちゃうと又何か言われちゃいそう~(>_<)」
「ほら、ヒグラシこっちこっち」俺は、ヒグラシの手を握って、雑踏を離れ裏の河原の方に走り出した。
気が付くと、祭り会場の裏手の松舞川の河原まで来ていた。
「はぁはぁ・・・ここまで来れば大丈夫。」
「ちょっと、いくらなんでも離れ過ぎじゃない?(笑) でも、何で逃げ出したんだろうね、私達♪」
う~ん、確かに・・・ちょっと夜店の裏に隠れれば良かったんじゃないか?
「あっ、見て見て~。町の灯りが川に映り込んできれい~♪」
「あ~っ、本当だ。こんな時間に街中に居る事無いから、知らなかったわ。」
・・・・・・・!そうだ、今8時過ぎ・・・最終の列車が9時前だから、そろそろ行かなきゃなぁ。
「なぁ、ヒグラシ、悪い。俺最終に乗って帰んなきゃ。」
「あっ、そうかぁ・・・ちょっぴり残念・・・」
くぅ~何だろう?この、切ない気持は?
「家まで、送るから。」
「大丈夫だよ、一人で帰れるよ、私・・・」
「いや、だってお前独りにしておいたら、心配じゃん。他の男を襲わないか(笑)」
「あのね~、モリヒデ・・・もう一回、かき氷おごらせるわよ、そんな事ばっかり言ってると(-_-メ) それより、あんたに送ってもらう方が危ないんじゃない(笑)」
そう言いながら、ヒグラシはおれの腕を掴んだ。・・・・・はぁ~、超田舎に住んでる自分が悔しいですわ。
駅の前を通り過ぎ、商店街を通り過ぎて・・・・・二人は腕組んだまま無言で歩いた。
あの角を曲がれば、もう直ぐでヒグラシの家・・・出来ればずっとこうしていたい。あれ?俺何考えてるんでしょうね。嫌いな、この世で一番大嫌いで相性の悪い、決して美人でも可愛いわけでもない、ヒグラシなのに・・・
「着いちゃったね、モリヒデ・・・」
「着いちゃったな・・・」
「送ってくれて、ありがとうね。」
「いや・・・(^^ゞ そうだ、明日の夜会えるかな? ほら、松舞川で精霊流しやるだろ?一度写真に撮って見たかたんだ。」
「えっ・・・うん、じゃあカメラ持って行くわ。・・・明日はかき氷屋さんやってないかな?(笑)」
「心配しなくても、俺お小遣いもう無いから(笑)・・・随分おごらされたからな(笑)」
「じゃあ、明日は私がおごってあげるね。何がいい?たこ焼き?焼きイカ?」
そう、はにかむヒグラシの顔・・・切なくってまともに見れませんわ・・・・・
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