「うん、じゃあまた明日ね。おやすみ~詩音」
携帯の通話終了ボタンを押す。
タバコに火を点け、深く煙を吸い込む。
何気なく、時計の針が目に入った。
うわ~、もう十二時前かぁ
話し始めたのは、バイトを終えてアパートに帰って直ぐだから、5時間以上も詩音と話をしてました(^^ゞ
こんばんわ、御主人28号様こと、隆文です。
―――――――――8月26日(水)―――――――――
詩音と仲直りしましたよ
♪♪♪
おっと、今切ったばかりなのに、また詩音から電話です。
何なんでしょう?
「もしもし~、どうしたん?詩音。」
「ご主人28号様、何回も申し訳ございません。大事な事を言い忘れてました。詩音はこれからもず~っとず~っと、御主人28号様の事が大好きです。それではおやすみなさい」
「あっああ。俺もだよ詩音。おやすみ。」
う~ん、こんな時はちゃんと下の名前で呼んでもらいたいんだが、まぁイイですよね(^^ゞ
♪♪♪
おっと、今度は詩音からメールです。
「そう言えばこの前、渋谷のセンター街で美味しいケーキ屋を見つけました♪今度一緒に行きましょうね」
う~ん、詩音も普通の女の子みたいにセンター街とかに行くんだ。以外以外(おっと失礼)
「OK 早速今度の土曜日行こうか。」って返信を打つ。
やはり、センター街を歩く時も、メイド服なんだろうか? 少し気になります。
♪♪♪
おっ、返信メールです。
「はいなのですぅ~ 楽しみですぅ~ ところで、御主人28号様は、『けいおん!』ってアニメ御存知ですか? うちのサークルのおケイちゃんが、この前DVDを貸してくれました。今度一緒に見ましょうね」
はいはい、もちろん知ってますよ。
「俺は、4人の中では澪ちゃんが好きだな。詩音は?」
ポチポチ 送信っと。
♪♪♪
「詩音は、ムギちゃんですぅ。御主人28号様は、詩音より澪ちゃんの方が好きなんですか? なんだか、焼いちゃいますぅ」
いや、そこで張り合うかぁ?
「もちろん、一番大好きなのは詩音だよ」っと
♪♪♪
「はいなのですぅ ぎざしあわすぅ」
ふ~
仲直りして以降、詩音からの電話とメール攻撃が、後を絶ちません。
それはまるで、喧嘩している間の時間を取り戻し、空白の時間を埋めようとしているかの様です。
そんな、詩音がすごくいじらしいです。
おっと、そんな事をしているうちに、もう1時じゃないですか。
明日も、1時限目から、授業なんです。
そろそろ寝なくては、寝坊しそうです。
それでは、皆さんおやすみなさ~い
・・・・・・・・
Zzzzzz
♪♪♪
「御主人28号様、もう寝ましたかぁ? 詩音、独りぼっちで寂しくて眠れそうもありません。もう一回電話してもイイですか?」
「だぁ~、詩音眠らせてくれよ」僕は、そう言いながらアドレスを開いた。
実は、詩音とおしゃべりするの、苦痛じゃないんですよね。
きっと、詩音と一緒で、僕も空白の時間を取り戻したい気持ちで一杯なんですよ。
そして、僕は少しニンマリしながら、通話ボタンを押した。
携帯の通話終了ボタンを押す。
タバコに火を点け、深く煙を吸い込む。
何気なく、時計の針が目に入った。
うわ~、もう十二時前かぁ
話し始めたのは、バイトを終えてアパートに帰って直ぐだから、5時間以上も詩音と話をしてました(^^ゞ
こんばんわ、御主人28号様こと、隆文です。
―――――――――8月26日(水)―――――――――
詩音と仲直りしましたよ
♪♪♪
おっと、今切ったばかりなのに、また詩音から電話です。
何なんでしょう?
「もしもし~、どうしたん?詩音。」
「ご主人28号様、何回も申し訳ございません。大事な事を言い忘れてました。詩音はこれからもず~っとず~っと、御主人28号様の事が大好きです。それではおやすみなさい」
「あっああ。俺もだよ詩音。おやすみ。」
う~ん、こんな時はちゃんと下の名前で呼んでもらいたいんだが、まぁイイですよね(^^ゞ
♪♪♪
おっと、今度は詩音からメールです。
「そう言えばこの前、渋谷のセンター街で美味しいケーキ屋を見つけました♪今度一緒に行きましょうね」
う~ん、詩音も普通の女の子みたいにセンター街とかに行くんだ。以外以外(おっと失礼)
「OK 早速今度の土曜日行こうか。」って返信を打つ。
やはり、センター街を歩く時も、メイド服なんだろうか? 少し気になります。
♪♪♪
おっ、返信メールです。
「はいなのですぅ~ 楽しみですぅ~ ところで、御主人28号様は、『けいおん!』ってアニメ御存知ですか? うちのサークルのおケイちゃんが、この前DVDを貸してくれました。今度一緒に見ましょうね」
はいはい、もちろん知ってますよ。
「俺は、4人の中では澪ちゃんが好きだな。詩音は?」
ポチポチ 送信っと。
♪♪♪
「詩音は、ムギちゃんですぅ。御主人28号様は、詩音より澪ちゃんの方が好きなんですか? なんだか、焼いちゃいますぅ」
いや、そこで張り合うかぁ?
「もちろん、一番大好きなのは詩音だよ」っと
♪♪♪
「はいなのですぅ ぎざしあわすぅ」
ふ~
仲直りして以降、詩音からの電話とメール攻撃が、後を絶ちません。
それはまるで、喧嘩している間の時間を取り戻し、空白の時間を埋めようとしているかの様です。
そんな、詩音がすごくいじらしいです。
おっと、そんな事をしているうちに、もう1時じゃないですか。
明日も、1時限目から、授業なんです。
そろそろ寝なくては、寝坊しそうです。
それでは、皆さんおやすみなさ~い
・・・・・・・・
Zzzzzz
♪♪♪
「御主人28号様、もう寝ましたかぁ? 詩音、独りぼっちで寂しくて眠れそうもありません。もう一回電話してもイイですか?」
「だぁ~、詩音眠らせてくれよ」僕は、そう言いながらアドレスを開いた。
実は、詩音とおしゃべりするの、苦痛じゃないんですよね。
きっと、詩音と一緒で、僕も空白の時間を取り戻したい気持ちで一杯なんですよ。
そして、僕は少しニンマリしながら、通話ボタンを押した。