松舞ラブストーリー

山陰の仮想の町松舞町を舞台にした、様々な恋愛を見守ってやって下さいね

2011年09月

「お先に失礼致しま~す」
私は、事務所のドアを閉めて、駐車場に向かって歩いた。
静かな駐車場に、砂利を踏み締めて歩く私の足音だけが響いています。
「え~っと、車のキー、キー、キーっと」
大きめのトートバッグの中に手を突っ込み、ガサゴソと探した。
指先に、フワッとしたマスコットが触れる・・・有った有った
キーを取り出し、先端に付いている熊のマスコットを、目の高さに持って行く。
「ただいま、田中君」
熊のマスコットに静かに話かけてみる・・・こんばんわ、神田瑞穂です。
―――――――――9月21日(水)―――――――――
やっとで会えない日々に慣れ始めた所なのに、お盆に再会してからと言うもの、切ない気持ちが前にも増して強くなった気がします。
現実って残酷ですよね。
やっぱり、一緒に花火大会に出掛けたりしたのが、いけなかったんでしょうか?


あれは、お盆休みの始まる前日の夜でした。
♪♪♪
「んっ、メール? 誰だろう、こんな夜中に?」
[神田、夜中にごめん。もう寝てた? あのな明日の夜、お前暇か? 予定無かったら、一緒に雲山の花火大会見に行かないか?]
田中君からのメールです。
もちろん即、OKのメールを返信しました。
そして少し考えて、追加のメールを打ち込んだ。
[度々ごめん。良かったら、朝から何処か出掛けない? 私、車出すから大山でも行かない?]
もっと、可愛い文面を打ち込めば好感度もアップするかもしれませんが、元々恋愛に対して免疫の無い私には、こうやって誘うだけでも、ものすごい大業です。
・・・考えてみたら、田中君も私を花火に誘う事自体、大業だったんじゃないかなぁ?

程なくして返事が届きました。
[いいんか? 大山だったら、蒜山まで足伸ばさないか?観覧車やジェットコースター乗ろうぜ]
ん? 蒜山高原センター? デートとしては微妙なスポットですが、デートの定番の観覧車って言ったら、近隣では高原センターですもんね
[私、明日から盆休みだから、暇なんよね。蒜山OKだよ、何時に待ち合わせする? そうそう、もうこんな時間だから、お弁当の材料が無いんだよね]
う~ん、もう少し早く蒜山行きが分かっていたら、会社の帰りにお弁当の食材とか買い込んで帰ったんですが。
妹の葉月も夏休みだから、お弁当になりそうな材料が無いんですよね。


「おはよう♪ 田中君」
待ち合わせの松舞駅に着いてみると、田中君の方が先に来ていました。
まだ、待ち合わせの10分前なんですけどね。
「おう、神田おはよう。あのな、お前のアイディアに易々と乗ったんだが、お前の運転って大丈夫なん?」
「もちろんよ。私の運転技術信用してないなぁ」
「う~ん、ちょっとな。まぁ、安全運転で頼むわな」
「もちろん♪ さぁ、乗った乗った。」

FM山陰を聴きながら、蒜山を目指して、車は高速を東にひた走ります。
「んでな、バイト先の店長が、結構自己中なんだよな。この前なんか、店長の言う事が二転三転しちゃって、スタッフ全員振り回されたんだから。・・・神田の方は、仕事順調か?」
「ん~覚える事だらけで、毎日パニック状態よ。でも、お姉ちゃんの友達が同じ事務所に居るから、いっつも可愛がってもらってるよ。」
「そうかぁそれなら、精神的には少し楽だな。 あっ、そろそろ米子バイパスが終わるぞ、米子道入んなきゃいけないんじゃないか?」
「ん~っと、ナビどうなってる田中君?」
「え~っとなぁ・・・一番左車線からグルッと回って、米子道入る様になってるぞ。」
「OK、左車線ね。どう、私の運転? 全然スムーズに走ってるでしょ。」
「おう、正直驚いた。なぁこれ、何って車?」
「これ? この車はダイハツのコンテって車だよ。ほら、カクカクシカジカって奴よ。」
「あぁ、あの車ね。結構、良い車だなぁ、軽っぽくないし。」
「そうでしょ、私も気に入ってるんだ。あっ、パーキングでジュースでも買わない?」
「おう、良いねぇ。ついでにおやつも買い込もうぜ、実は朝飯まだなんだよな。」
「へへっ、実は私も。二度寝して起きたら七時回ってんだもん。妹も昨日まで合宿で、今日から盆休みだから起きて無いしさ。」
「おっ沢井合宿かぁ、懐かしいねぇ」
「ううん、今年は森山さんの企画で大山合宿だったんだって。だから、今回大山行きたくなったのよ。あっ、結構パーキング一杯だね。」
「へぇ大山合宿とは、うらやましいねぇ。あっ、あそこ駐車場空いてっぞ。」
「うん、了解」私は、少しぎこちないながらも、駐車場に車を止めた。


お互い朝食の買物を済ませ、大きな買い物袋を持った田中君と、パーキングの売店を出る。
「ちょっと、買い過ぎじゃない田中君?」
「平気平気、これ位食えるって。・・・うわぁ~今日も朝から暑いなぁ、こりゃ蒜山着く前に干からびちゃうぞ」
「ちゃんとUVケアしてきて良かったぁ はい、ドア開いたよ」
「ほいほいっと。うわぁぁ取りあえずエアコンかけようぜ、車内がムンムンしてるわ」
「そうね、エアコンかけようね・・・あっ田中君、携帯ダッシュボードの上に置きっ放しだけど大丈夫?」
「うぉっ、完全に熱くなってるわ。・・・あっOK、大丈夫みたいだぞ。」

彼の携帯の脇で揺れている、熊のぬいぐるみが目に留まったSH3G0607.jpg

「・・・ねぇ何?その熊のマスコット? 彼女にでも貰ったの?」
「馬鹿、彼女なんていたら、今頃お前と遊んでる訳無いだろ」
「まぁ確かにね、田中君に彼女が出来るなんてアリエナイしね。じゃあ、一体どうしたのよ、そのマスコット」
「あぁ、大学の吹奏楽サークルの新歓コンパでやったビンゴゲームの景品。捨てるの可愛そうだし、何となく携帯に付けてみた。なかなか可愛いだろ?」
「超キモいんですけど。まさかして名前なんて付けてないわよね?」
「う~ん・・・流石にそこまでビョーキじゃないぞ、俺は。何なら、瑞穂って名前付けようか? 『何で俺に彼女が出来る事がアリエナイんだよ。うりうりっ』」
そう言いながら、熊のほっぺたをグリグリ押してます。
「こりゃ、ストレス発散に良いかもな」
「ちょっと何で私の名前付けるのよ。って言うか、可哀そうでしょ熊がぁ」
「そっかぁ?」
「んもう、可愛がらないんなら、私が保護しちゃうから、その熊さん」
そう言いながら、私は田中君の携帯を奪い取り、熊のマスコットを外した。
「あっ、おい。・・・まぁ良いかぁ。正直、ポケットに携帯しまう時、大き過ぎて邪魔だったんだよな。大切にしろよな」
「うん、ありがとう・・・じゃあ、この子の名前は田中君で決定ね。えぃえぃ」私は、指の腹で熊のお腹を押してみた
「あっ、馬鹿。くすぐったいだろ」
「何で、あんたが反応すんのよぉ」思わず私は、笑ってしまった
「んッ?確かにそうだな」人間の田中君も釣られて笑っています。


・・・・・ちっぽけだけど、これでも田中君なんですよね。そう思おうと少し嬉しくなった。
車のシートに座り、もう一度軽く揺らしてみる。
小さな田中君が、少し迷惑そうに笑っている様な気がした。


※槇原敬之さんのアルバム“UNDER WEAR”の中の1曲“うん”をイメージして書いてみました。


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「ただいまぁ」
「あっ、パパだ。お帰りなさい~」
美結がパタパタとスリッパを鳴らし駆け寄ってきた。
小学生になって、周りの子供に刺激されたのか、また僕達の事をパパママと呼ぶ様になりました。
パパって響きに馴れてないから、少し照れ臭いんですよね。
こんばんわ、木下幸一です。
―――――――――9月10日(土)―――――――――
「あのね、今日の夕ごはんは、かわいいごはんだよぉ」
・・・可愛いご飯!? 何だ、それは?
まさかして、タコさんウィンナー山盛りってんじゃあ無いんだろうなぁ?

「あっ、お帰りなさい幸ちゃん」
「ただいま眞子。何だい可愛いご飯って?」
「あぁ、今日は雲山市役所に書類届けて直帰だったんで、帰りに雲山のスーパーに寄ったら珍しいパスタを見つけたのよ。」そう言いながら、鍋の蓋を開けた。

「あっ!? リボン型」Image043a.jpg「ねっ、可愛いでしょ。ファルファッレってパスタなんだよ。さぁ、早く着替えてきたら?」
「おっ・・・おう、分かった。」
俺には、忘れようにも忘れる事の出来ない、見覚えの有るパスタだった。
それは、まだ美結が弥生のお腹の中に居る頃の話だ。




「ただいまぁ」
「あっ、幸一お帰り。」
弥生が僕に抱き付きキスをしてきた。
・・・
「とうとうお腹がつかえる様になってきたな。どうだった検診の結果は」
「うん、順調に育ってるって。今日はね、検診の後、雲山に出掛けて日向と合流したんだよ」
「妊婦が遠出して大丈夫かよ?」
「遠出って、雲山までだってぇ平気平気、日向が一緒だしね。雲山のねベビーショップに行ってみたかったんだ。」
「そうかそろそろ、出産準備始めなきゃいけないんだ」
「ボチボチとね。その後ついでに、雲山のスーパー寄ってみたんよ。松舞じゃあ買えない食材有るからね。」
「妊婦が大荷物ってやばいだろ、これからは俺が休みの日にしろよな」
「うん、ありがとう。それでね、可愛いパスタ売ってたから、買って帰っちゃった」
「可愛いって・・・?」
「それは、夕ご飯の時のお楽しみ。取りあえずシャワーでも浴びなさいよ、汗臭いわよ。そんなんじゃあ生まれてくる子供に、嫌われちゃうから」
「おう、悪い悪い」
俺は、小さなクローゼットから、ジャージを取り出し洗面所に向かった。

「あ~、さっぱりしたぁ。ビールビールっと」
「もう、うちらまだ未青年なんだからね。」
「はいはい・・・んあぁ~、仕事後のビールは最高だね」
「親父臭いんだから、幸一は。はい、これが今夜の夕ご飯♪」
「おっリボンの形してる。」
「でしょでしょ、ファルファッレって言うんだって。奮発してトマトピューレまで買ってきたんだから。なかなか、本格的なパスタでしょ。」
「うん、それなりに旨いぞ、これ。」
「『それなりに』って、どう言う意味よぉ。そんな事言う子は、夕ご飯抜きにするわよ。」
「わ~、ごめんなさい。世界で一番美味しいです。」
「そりゃそうよ、私が作ったんだから」そう言いながら、弥生がクスクス笑った。
それに釣られて、僕も笑顔になった。

「ねぇこの料理、子供が見たらどんなリアクション取るのかなぁ」
「う~ん、男か女かによって違うかもな。女の子なら、『可愛い』とか言ってはしゃぐんだろうけど、男の子だったらノーリアクションだったりするかもな。」
「うわぁ~、ノーリアクションって意外と辛いわねぇ。確かに女の子だったら、はしゃぐんでしょうね。あ~女の子が欲しいなあ」
「う~ん、俺はやっぱり男の方が良いなぁ。女の子って絶対大きくなったら、『お父さん、気持ち悪い』とか、言いそうじゃんか。ママゴトとかお人形遊びとか面倒臭いし。男の子だったら、キャッチボールしたりゲームで盛り上がったりと楽しめそうだしな。」
「娘に気持ち悪がられない父親に為れば良いじゃないのよ、幸一。私は、やっぱり女の子よね。一緒に料理したり恋バナで盛り上がったり。そうだ女の子だとして、どんな名前にしたいの幸一は?」
「ん~、そう言えばまだ考えていないなぁ。幸一の幸を取って、『さち』とか、『ゆき』なんてのは、どうだ?」
「響きは可愛いかもしれないけど、安直よね。」
「じゃあ弥生はどうなんだよ?」
「そうね、『何とか美』って昔憧れてたなぁ」
「由美とか、清美とか?」
「そうそう。朝美とか、里美とか可愛くない?」
「朝美は朝生まれなきゃ意味が無いだろうなぁ。そう言えば、昔、鈴木結女ってアーチスト居たよなぁ。結女って響き可愛いって思ってたなぁ。」
「結女かぁ、確かに可愛いかもね。」
「でも、ジャケ写を見て愕然としたけどな。『結う』に『美しい』で、結美(ゆみ)なんでどうだ?」
「それだったら、文法的には美結よね。あ~、『みゆ』って響き、可愛くない?」
「おっ、確かに可愛いな。じゃあ、女の子なら第一候補は美結だな。男の子だったら、何にする?」

そんな話で、夕食後も盛り上がっていたと思う。
今も、もちろん幸せだ。
でも、弥生との生活も、金は無くても、夢や希望に満ちあふれた楽しい生活だったと思う。

「パパ、きがえ終わった? ねぇ、早くかわいいご飯食べたいよぉ」
「おうっ、今、行くからな美結」
・・・弥生、お前の望んだ通り、女の子で良かったな。
やっぱり美結は、リボンのパスタを見て、「可愛い」ってはしゃいでいるぞ。そこからでも、分かるかぁ?




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「マスター、ドライマティーニお願いね。」
私は、いつもと同じカウンターの端の席に腰を落とした。
「いらっしゃい詩音ちゃん。ドライマティーニとは珍しいね。どうしたの、彼氏と何か有った?」
「いいえ、残念ながら順調ですよ。ちょっと仕事でイヤな事が有ったからね」
「大変だね、クリエィターって職業は」そう言いながらマスターは静かにジンのボトルを手に取った。
こんばんわ、実はまだ主役は2回目の詩音です。
―――――――――9月9日(金)―――――――――
駅から自宅へと帰る途中に有るこのバーに寄るのが、ほとんど日課になってしまいました。
落ち着いた照明の中ジャズが静かに流れる店内の雰囲気と、気さくなマスターとの会話がお気に入りです。
ご主人様とも何回か来た事有るんですよ・・・でも私は、実家暮らしだからお店を出たらお互いに帰路につくんですが。

「そうそう、この前話していたNative Sonのアルバムが出てきたんだよ。ここでかけるにはアップテンポ過ぎる曲も有るから、CDに焼いておいたんだけど持って帰って聴いてみるかい?」カウンターの上の、マティーニグラスを滑らせながらマスターが囁いた。
「えっ? うん、聴いてみたい。いつも、ありがとうねマスター」
「いやいや、詩音ちゃんみたいな若い子とジャズ談義出来るなら、苦とは思わないよ。それより随分お疲れの様子だけど、大丈夫かい?」
「もう最悪ですよ、初めてのプレゼンなのにアイディアがまとまらないんですよ。クライアントはともかく、先輩達が色々と口を挟むから全然前に進んでる気がしないんですよね。」
「だからと言って、中途半端なプレゼンはしたくないって所かぁ」
「そうなんです、他の先輩達から見たら小さなプレゼンなんでしょうけど、私から見たら人生初の自分をアピール出来る機会ですからね。」
「まぁ・・・そんなに力まずに、もっと力を抜いてみたらどうだい? そんなに力んでたら、閃くはずのアイディアまで閃かなくなっちゃうよ。」

!?
「そ・・・そんなに、私力んでますか、マスター?」
「あぁ、ガチガチに力んでるってのが、顔に出てるよ。真剣に取り組んでいるのは分かるけど、真剣になり過ぎて焦りまくってる感じだな、悲壮感すら感じられるよ。そんな顔じゃあ、先輩が心配するのも無理ないんじゃないかな。」
「そ・・・そうなんですか? やだぁ、そんな変な顔してたんだ、私。・・・どうしよう・・・」
「だから、何事にも真剣に悩み過ぎなんだって、詩音ちゃんは。 そうだな・・・そうだ、君の彼氏・・・何て言ったっけ?」
「御主・・・隆文さんですか?」

「そうそう隆文・・・村下隆文君だったっけ。村下君なんか、力を抜いて上手い具合に世の中を渡り歩いているって感じだなぁ」
「そうですかぁ?私にはチャランポランな風にしか見えませんけどぉ。」
「オイオイ彼氏の事、そんな風に言ったら可愛想過ぎるだろ(笑) 村下君は、仕事の愚痴とか悩みとかを言った事有るかい?」
「そう言えば・・・無いですねぇ。やっぱり、ほらチャランポランだから(笑)」
「う~ん、それは違うと思うな。彼だって一端のサラリーマンなんだから、ストレスやプレッシャーを相当抱えてるんじゃないかな。でも彼は、それを上手く自分の中でコントロールしているんだと思うよ。」
「え~、抽象的過ぎて、意味が分かんないですよ、それって。」
「そうだな~、例えばONとOFFの切り替えがしっかりしているとか、ストレスやプレッシャーを上手く変換しているとか・・・そんな感じだな。」
「う~ん、そんな器用な人間じゃないですよぉ、隆文さんは。」
「それを無意識でやっているんだから、凄いんじゃないかな? きっと、意識してやっていたら逆にギクシャクしてストレスになったりする物なんだけど、そんな感じは全く無いだろう?」
「そう言えば、そうですね。全く愚痴らない、テンションが低い日が無い訳じゃないんですけど、気が付くといつも通り陽気に振舞ってますね隆文さんは。」
「そうそう、そう言う風に上手く逃がす事を覚えた方が良いんじゃないかな」
「でも、どう考えたって隆文さんのストレス解消法って、萌えキャラフィギアを眺めたり、萌え萌えアニメを見る事だったりするんですよ」
「あちゃぁ・・・そっちの病かぁ(笑) まぁ、ストレス解消法は人それぞれだから、詩音ちゃんは詩音ちゃんに合った解消法で良いんだよ」
「だったら今は、マスターのお店で寛ぐ事かなぁ」
「そう言って貰えると嬉しいね。何かご馳走しようか?」
「へへっ、じゃあお言葉に甘えて、今度はスィートマティーニ貰えますか。」


マスターの店を後にして、表通りを歩く。
夜風が心地よく吹いています。
「ん~随分夜は涼しくなったわね。」
そう言えば、ご主人様は来々週の3連休は休みなんだろうかなぁ。
プレゼンもその頃には決着が付いているはずだから、どこか旅行にでも行きたいなぁ
携帯を取り出し、ご主人様にメールを送ろうとすると、先にご主人様からメールが届いていた。マナーモードだったから、気が付かなかった。
「え~っと、何々」

[詩音お疲れ様。今日営業で秋葉原言った時に、ヘンリエッタのフィギュア見つけた。これはレア過ぎる(^_^;) 思わず大枚はたいて買っちまったぁ やっぱり、GUNSLINGER GIRLは最高だな。んじゃあ、明日も頑張ろうな、おやすみ~]
・・・・・やっぱり、チャランポランな性格にしか思えないんですが(^_^;)
まぁ、元々ヲタク繋がりで付き合い始めた様な物ですから、人の事は言えないんですけどね。
♪♪♪
また、御主人様からメールが届きました。
[書き忘れた。愛してる。では、今度こそ本当におやすみぃぃぃ【布団】*-ω-)ノ" オヤスミー♪]
「・・・・・んもうぅ、御主人様ったら、一番大切な事を書き忘れてるんだからぁ」
気が付いたら、クスクスと笑っている自分が居た。
何だかんだ言っても、私にとって一番の精神安定剤は御主人様なんですね♪






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9月に入って随分涼しくなりましたね

約一カ月振りになりますが、松舞町ラブストーリーを更新しました。
しかも、8月8日9日10日の記事です(-_-;)
遅筆(痴筆?)でスイマセン。

これに懲りずに、これからも宜しくお願い致します。


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